代表的な履修例
履修例1:公衆衛生領域の研究者を目指す例(一般コース)
(1)対象学生
医学部医学科・歯学部歯学科以外の大学を卒業した者
(2)目標進路
公衆衛生領域(本専攻8分野の研究領域)において国際的レベルで活躍できる研究者・指導的人材となる。本修士課程修了後は、教育研究機関などに就職する。あるいは博士課程に進学してさらに高度な学術的専門性を修得する。
(3)論文テーマの例
中高年期における生活習慣の変化が要介護認定リスクに及ぼす影響に関する前向きコホート研究
(4)履修科目
科目区分 | 授業科目 | 単位数 | |
必修 | 選択 | ||
共通科目 | 疫学研究デザイン入門 | 1 | |
行動医学入門 | 1 | ||
医療倫理学Ⅰ | 1 | ||
社会医学演習 | 2 | ||
専門基盤科目 | 内科学概論 | 1 | |
専門科目 | 医療管理学 | 1 | |
環境医学 | 1 | ||
医学統計学入門 | 2 | ||
疫学概論 | 1 | ||
医学データ解析入門 | 2 | ||
データ管理学Ⅱ | 2 | ||
EBM概論 | 1 | ||
EBM演習 | 2 | ||
実習・特別研究科目 | 中間審査 | 2 | |
論文研究 | 10 | ||
計 | 30 |
(5)履修内容の説明
医学部医学科・歯学部歯学科以外の大学を卒業し、すぐ入学した学生の履修例である。全コースの必修6科目(疫学研究デザイン入門、行動医学入門、医療倫理学Ⅰ、医療管理学、環境医学、医学統計学入門)により公衆衛生の素養を学習し、自己の研究分野と関連する専門基盤科目として内科学概論を選択履修する。その学生は疫学の研究者となることを目指しているので、疫学概論に加えて、統計解析やデータ管理に関する科目を選択履修し、疫学の応用でもあるEBM(根拠に基づく医学)の講義と演習を選択履修する。そのうえで、所属する分野の専任教員の指導のもとで修士論文を作成する。