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各教育コース(7コース)

一般コース

本専攻の基本となるコースです。入学者は、本専攻8分野またはメディカル・メガバンク機構の2分野(分子疫学分野、個別化予防・疫学分野)のいずれかに所属します。
疫学・医学統計学及び医療倫理学などの「公衆衛生の素養」に関わる必修科目を履修したうえで、所属分野に関連するカリキュラムを中心に修学します。
修了後の進路:国際機関・国・自治体での行政、企業での健康管理、医療保険団体での医療費分析・健康管理、さらに保健医療関連のシンクタンク・コンサルテーション会社での分析・企画などの面で活躍が期待されます。また、博士課程に進学して各専門分野の教育研究(ゲノム科学との接点を含む)を発展させる人材も期待されます。

高度臨床研究支援・管理者育成コース

臨床研究を支えるデータマネジャー、臨床研究コーディネーター、プロジェクトマネジャー、薬事専門家、IT専門家などを養成するためのコースです。入学者は原則として医学統計学分野に所属します。
公衆衛生学専攻で行われる授業科目に加えて、大学病院臨床研究推進センターなどでの実習を含めた実践的な教育を受けます。
修了後の進路:製薬企業や医療機関、臨床研究支援機関、薬事関連機関などでの活躍が期待されます。また、博士課程に進学して臨床研究の教育研究を発展させる人材も期待されます。

臨床研究管理医養成1年コース

医師・歯科医師を対象に、臨床研究を主導できるスキルを身に付けさせることを目的とした、1年間のコースです。同コースの修了後は、東北大学大学院医学系研究科医科学専攻博士課程(医学履修課程)の臨床分野に進学することを想定しています。
入学者は原則として医療管理学分野に所属しますが、進学予定となる臨床分野の指導も受けることとします。
公衆衛生学専攻で行われる授業科目に加えて、大学病院臨床研究推進センターなどでの実習も経験し、修了後に臨床分野で行う予定の臨床研究プロトコールを作成します。
修了後の進路:希望する臨床分野において、すでに作成した臨床研究プロトコールに沿って研究を実施します。

公衆衛生・遺伝カウンセリングコース

認定遺伝カウンセラー(CGC: Certified Genetic Counselor、学会認定資格)を養成するためのコースです。入学者は原則として東北メディカル・メガバンク機構の遺伝子診療支援・遺伝カウンセリング分野に所属します。
学会認定カリキュラムを履修するとともに、公衆衛生学専攻で行われる授業科目を受講して公衆衛生に関する幅広い知識を身に付けます。
修了後の進路:認定遺伝カウンセラーの資格を取得し、医療機関などにおいて学会認定遺伝カウンセラーとして活躍することが期待されます。さらに、遺伝カウンセラーのなかでも指導的な立場に立つ者、博士課程に進学して遺伝カウンセリングの教育研究を発展させる人材も期待されます。

ヒューマンセキュリティ国際教育コース

東北大学「ヒューマンセキュリティ連携国際教育プログラム」の枠組みに沿った、英語による履修コースです。日本と国際社会において政策や地域社会のリーダーとしてヒューマンセキュリティの実現に貢献できる専門的職業人と研究者の育成をめざします。
修了後の進路:国際保健に関する領域(WHOなどの国際機関・国境なき医師団などのNGO)での活躍が期待されます。また、博士課程に進学してヒューマンセキュリティに関する公衆衛生の教育研究を発展させる人材も期待されます。

医療・公衆衛生倫理指導者養成コース

診療、公衆衛生、および医学系研究の現場において、生命医療倫理領域の支援および教育に携わる指導者を養成するためのコースです。大学院レベルの生命医療倫理および公衆衛生倫理の修得を望む学部卒業生者、医療専門職および医療、公衆衛生、医学系研究に直接・間接的に関わる社会人で、将来職場で生命医療倫理領域の支援、研究倫理審査または教育を担うことが期待されている人材を対象とします。入学者は医療倫理学分野に所属し、生命医療倫理に関連する哲学的基礎、歴史、主要問題の学習、教育ワークショップ実施、倫理審査参加、倫理コンサルテーション実践を含めた幅広い教育を受けます。個々の専門性や興味を生かしつつ、様々な医療・公衆衛生専門職、および医学研究者を倫理的側面から支援・教育できる生命医療倫理の指導者育成を目標とします。
修了後の進路:医学系研究科博士課程(医学履修課程)への進学、研究教育機関への就職、
臨床倫理委員会、研究倫理委員会等の委員就任、医療機関、研究機関における生命医療倫理教育者としての活動が期待されます。

災害保健医療マネジメントコース

様々な災害のあらゆるフェーズにおいて実効的対応をチームの一員として活躍できるだけでなく、災害科学や公衆衛生学の視点から災害に科学的に対応できる人材を養成します。また、本コース修了時には、慢性期の医療保健対応や災害復興フェーズの事象をテーマとして、自身の専門性に応じた研究を企画発案できることを目標とします。
修了後の進路:社会医学系の大学教員あるいは災害医療行政者としての医活躍が期待されます。また、海外での災害保健医療活動に参画しやすくなると思われます。