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公衆衛生学専攻

専攻の概要

本専攻は、「公衆衛生の素養」という共通基盤のうえで、さらに国際レベルの高度な専門性と高い職業的倫理観を有する人材を養成することを使命としています。
(公衆衛生の素養とは、社会環境の視点から個人の健康問題を把握してその解決にあたるスキルを有すること、個人と社会におけるより良い健康の実現に貢献しようとする使命感を有することと捉えています。)

修士課程2年(ただし、臨床研究管理医養成1年コースは修士課程1年)
学生定員 10名
学位   修士(公衆衛生学) Master of Public Health (MPH)

本専攻の目指す姿

本専攻は、これまで東北大学大学院医学系研究科にあった公衆衛生関連の分野と部局を再編して、
以下の3点を目指します。

(1) 教育内容の充実・効率化
(2) 協力分野との連携の強化
(3) 実習機会の充実

集学的・融合的な教育研究を推進し、世界最高水準の公衆衛生拠点を形成します。


本専攻で養成する人材

本専攻は、従来からある公衆衛生系大学院の教育に加えて、臨床研究とゲノム研究との接点を強化していることに特徴があります。そこで、本専攻は、以下の4種類の人材を養成します。

1) 公衆衛生関連領域の研究と実践を推進する人材
  公衆衛生学専攻8分野に関する研究者
  国際機関・国・自治体の行政官、企業・医療保険団体の健康管理者
  医療保険団体・シンクタンクなどの保健医療アナリストなど

2) 臨床研究を推進する人材
  臨床研究を主導する医師・歯科医師・研究者
  生物統計学者
  高度臨床研究支援・管理者(データ・マネジャー、プロジェクトマネジャー、薬事専 
  門家、IT専門家など)

3) ゲノム科学と公衆衛生学の融合・発展を推進する人材
  ゲノム疫学者
  生物統計学者
  認定遺伝カウンセラー
  ゲノム科学が社会や医療に及ぼす影響などに関する研究者(医療倫理学・医療政策学など)

4)国際保健を担う人材
  国際保健に関する機関(WHOなど)の行政官
  国際保健に関するNGOでの専門職

以上の目的を果たすため、本専攻は5つの教育コースを設置します。
なお、各コースの授業科目履修例については、それぞれのページをご参照ください。

7つの教育コース

一般コース 高度臨床研究支援・管理者育成コース
臨床研究管理医養成1年コース 公衆衛生・遺伝カウンセリングコース
ヒューマンセキュリティ国際教育コース 医療・公衆衛生倫理指導者養成コース
災害保健医療マネジメントコース