代表的な履修例
履修例9:公衆衛生・遺伝カウンセリングコースの履修例
(1)対象学生
医学部医学科・歯学部歯学科以外の大学を卒業した者
(2)目標進路
学会認定遺伝カウンセラーを養成するものであり、修了者は医療機関などにおいて遺伝カウンセラーとして活躍する。あるいは博士課程に進学してさらに高度な学術的専門性を修得する。
(3)課題研究の例
全ゲノム解析におけるincidental findingsに対する医療者の考え方
(4)履修科目
科目区分 | 授業科目 | 単位数 | |
必修 | 選択 | ||
共通科目 | 疫学研究デザイン入門 | 1 | |
行動医学入門 | 1 | ||
医療倫理学Ⅰ | 1 | ||
基礎医学I | 1 | ||
専門基盤科目 | 分子・遺伝生物学Ⅰ | 1 | |
内科学概論 | 1 | ||
がん科学 | 1 | ||
専門科目 | 医療管理学 | 1 | |
環境医学 | 1 | ||
医学統計学入門 | 2 | ||
分子疫学 | 1 | ||
疫学概論 | 1 | ||
ゲノム医学 | 2 | ||
基礎人類遺伝学 | 1 | ||
遺伝カウンセリング概論 | 1 | ||
臨床遺伝学Ⅰ | 1 | ||
臨床遺伝学Ⅱ | 1 | ||
遺伝カウンセリング演習 | 2 | ||
遺伝カウンセリング実践論 | 2 | ||
実習・特別研究科目 | 遺伝カウンセリング実習 | 10 | |
中間審査 | 2 | ||
課題研究 | 5 | ||
計 | 40 |
(5)履修内容の説明
医学部医学科・歯学部歯学科以外の大学を卒業した者の履修例である。全コースの必修6科目(疫学研究デザイン入門、行動医学入門、医療倫理学Ⅰ、医療管理学、環境医学、医学統計学入門)により公衆衛生の素養を学習し、遺伝学に関連する科目として共通科目より基礎医学Iを、専門基盤科目より分子・遺伝生物学Ⅰ、内科学概論、がん科学を選択履修する。専門科目では、公衆衛生・遺伝カウンセリング系の必修科目(基礎人類遺伝学、遺伝カウンセリング概論、臨床遺伝学Ⅰ)を履修し、疫学概論、分子疫学、ゲノム医学及び臨床遺伝学Ⅱを選択履修する。さらに大学病院院内の臨床科において遺伝カウンセリングの実務を実習する。そのうえで、所属する分野の専任教員の指導のもとで遺伝カウンセリングに関する課題研究を行う。