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代表的な履修例

履修例11:医療・公衆衛生倫理指導者養成コース

(1)対象学生

1.大学院レベルの生命医療倫理、研究倫理および公衆衛生倫理の修得を望む学部卒業生
2.医療専門職および、医療、公衆衛生または医学研究に直接・間接的に関わる人々で、将来職場で生命医療倫理領域の支援または教育を担うことが期待されている社会人

(2)目標進路

診療、公衆衛生、および医学系研究の現場において、生命医療倫理領域の支援および教育に携わる指導者を養成するためのコースである。本修士課程修了後は、医学系研究科博士課程(医学履修課程)への進学、教育研究機関への就職、臨床倫理委員会、研究倫理委員会等の委員就任、医療機関、研究機関における生命医療倫理教育者として活躍すること等が期待される。

(3)課題研究の例

現代日本の臨床倫理審査よび研究倫理審査が直面する課題と将来展望に関する研究

(4)履修科目

科目区分  授業科目  単位数
必修 選択
共通科目 疫学研究デザイン入門 1
行動医学入門 1
医療倫理学Ⅰ 1
専門基盤科目 内科学概論 1
専門科目 医療管理学 1
環境医学 1
医学統計学入門 2
研究倫理実践論 2
臨床倫理演習 2
倫理学・生命倫理学概論 1
記述倫理・実証研究入門 1
公衆衛生倫理概論 1
医療倫理学Ⅱ 1
医療経済学 1
臨床研究概論 1
実習・特別研究科目 中間審査 2
論文研究 10
30

(5)履修内容の説明

医学部医学科・歯学部歯学科以外の大学を卒業し、すぐ入学した学生の履修例である。全コースの必修6科目(疫学研究デザイン入門、行動医学入門、医療倫理学Ⅰ、医療管理学、環境医学、医学統計学入門)により公衆衛生の素養を学習し、医学・医療の基本を知るために専門基盤科目として内科学概論を選択履修する。同コースでは、医療・公衆衛生倫理系の科目(研究倫理実践論、臨床倫理演習、倫理学・生命倫理学概論、記述倫理・実証研究入門、公衆衛生倫理概論、医療倫理学Ⅱ)が必修となる。その学生は医療・公衆衛生倫理領域の研究者・指導者を目指しており、医療経済学と臨床研究概論を選択履修する。そのうえで、所属する分野の専任教員の指導のもとで修士論文を作成する。