代表的な履修例
履修例2-2:公衆衛生上の立案と評価に関わる高度専門職を目指す例(一般コース)
(1)対象学生
医学部医学科・歯学部歯学科を卒業した者で、公衆衛生医師となることを目指す者
(2)目標進路
国や自治体の公衆衛生関連行政官・公衆衛生医師となる。あるいは医療保険団体やシンクタンク(コンサルテーション機関)などでの指導的人材となる。
(3)論文テーマの例
DPCデータ分析に基づく地域医療計画策定の方法論に関する研究
(4)履修科目
科目区分 | 授業科目 | 単位数 | |
必修 | 選択 | ||
共通科目 | 疫学研究デザイン入門 | 1 | |
行動医学入門 | 1 | ||
医療倫理学Ⅰ | 1 | ||
社会医学演習 | 2 | ||
専門科目 | 医療管理学 | 1 | |
環境医学 | 1 | ||
医学統計学入門 | 2 | ||
疫学概論 | 1 | ||
保健医療福祉行政論 | 1 | ||
保健医療福祉情報ネットワーク論 | 1 | ||
医療経済学 | 1 | ||
薬事・規制科学 | 1 | ||
産業保健医学 | 1 | ||
EBM概論 | 1 | ||
EBM演習 | 2 | ||
実習・特別研究科目 | 中間審査 | 2 | |
論文研究 | 10 | ||
計 | 30 |
(5)履修内容の説明
医学部医学科・歯学部歯学科を卒業し、公衆衛生医師となることを目指す学生の履修例である。全コースの必修6科目(疫学研究デザイン入門、行動医学入門、医療倫理学Ⅰ、医療管理学、環境医学、医学統計学入門)により公衆衛生の素養を学習する。その学生は公衆衛生関連の行政で活躍することを目指しているので、疫学概論、保健医療福祉行政論、保健医療福祉情報ネットワーク論、医療経済学、薬事・規制科学、産業保健医学の各教科を選択履修する。さらにEBMスキルが医師・歯科医師に不可欠であることを重視してEBM講義とEBM演習を選択履修する。そのうえで、所属する分野の専任教員の指導のもとで修士論文を作成する。