代表的な履修例
履修例4:ゲノム疫学研究者を目指す例(一般コース)
(1)対象学生
医学部医学科・歯学部歯学科以外の大学を卒業した者
(2)目標進路
ゲノム疫学において国際的レベルで活躍できる研究者を養成する。本修士課程修了後は、研究機関・製薬企業などに就職する。あるいは博士課程に進学してさらに高度な学術的専門性を修得する。
(3)論文テーマの例
急性心筋梗塞の発症に関わるゲノム要因と生活習慣要因の相互作用に関する研究
(4)履修科目
科目区分 | 授業科目 | 単位数 | |
必修 | 選択 | ||
共通科目 | 疫学研究デザイン入門 | 1 | |
行動医学入門 | 1 | ||
医療倫理学Ⅰ | 1 | ||
社会医学演習 | 2 | ||
専門基盤科目 | 発生・発達・周産期医学概論 | 1 | |
専門科目 | 医療管理学 | 1 | |
環境医学 | 1 | ||
医学統計学入門 | 2 | ||
疫学概論 | 1 | ||
分子疫学 | 1 | ||
医学データ解析入門 | 2 | ||
データ管理学Ⅱ | 2 | ||
ゲノム統計学 | 1 | ||
遺伝医療学 | 1 | ||
実習・特別研究科目 | 中間審査 | 2 | |
論文研究 | 10 | ||
計 | 30 |
(5)履修内容の説明
医学部医学科・歯学部歯学科以外の大学を卒業し、すぐ入学した学生の履修例である。全コースの必修6科目(疫学研究デザイン入門、行動医学入門、医療倫理学Ⅰ、医療管理学、環境医学、医学統計学入門)により公衆衛生の素養を学習し、自己の研究分野と関連する専門基盤科目として発生・発達・周産期医学概論を選択履修する。その学生はゲノム疫学の研究者となることを目指しているので、疫学概論と分子疫学に加えて、統計解析やデータ管理に関する科目(医学データ解析入門、データ管理学Ⅱ、ゲノム統計学)と遺伝医療学を選択履修する。そのうえで、所属する分野の専任教員の指導のもとで修士論文を作成する。