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代表的な履修例

履修例6:ゲノム科学が社会や医療に及ぼす影響などに関する研究者を目指す例(一般コース)

(1)対象学生

医学部医学科・歯学部歯学科以外の大学を卒業した者

(2)目標進路

大学において行政科学や倫理学などに関連する教育を受けた者を対象に、ゲノム科学が社会や医療に及ぼす影響などについて教育し、医療管理学や医療倫理学の領域で国際的に活躍できる研究者・指導的人材を養成する。
 本修士課程修了後は、教育研究機関や行政機関、メディアなどに就職する。あるいは博士課程に進学してさらに高度な学術的専門性を修得する。

(3)論文テーマの例

遺伝子診断に基づく受精卵の選好(いわゆるオーダーメイド・ベビー)に伴う生命倫理学的諸問題に関する研究

(4)履修科目

科目区分  授業科目  単位数
必修 選択
共通科目 疫学研究デザイン入門 1
行動医学入門 1
医療倫理学Ⅰ 1
社会医学演習 2
専門基盤科目 内科学概論 1
発生・発達・周産期医学概論 1
専門科目 医療管理学 1
環境医学 1
医学統計学入門 2
疫学概論 1
遺伝医療学 1
法医学 1
医療倫理学Ⅱ 1
保健医療福祉行政論 1
ゲノム医学 2
実習・特別研究科目 中間審査 2
論文研究 10
30

(5)履修内容の説明

医学部医学科・歯学部歯学科以外の大学を卒業し、すぐ入学した学生の履修例である。全コースの必修6科目(疫学研究デザイン入門、行動医学入門、医療倫理学Ⅰ、医療管理学、環境医学、医学統計学入門)により公衆衛生の素養を学習し、自己の研究分野と関連する専門基盤科目として内科学概論と発生・発達・周産期医学概論を選択履修する。さらに、ゲノム科学の基本(遺伝医療学、ゲノム医学)に加えて、疫学概論と公共健康に関する専門科目(法医学、医療倫理学Ⅱ、保健医療福祉行政論)を選択履修する。そのうえで、所属する分野の専任教員の指導のもとで修士論文を作成する。