（１）対象学生

医学部医学科・歯学部歯学科を卒業して臨床研修を修了した医師・歯科医師

（２）目標進路

臨床研修を修了した医師・歯科医師を対象に、臨床研究を主導・管理できるスキルを身に付けさせる。本コース修了後は、医科学専攻または歯学研究科博士課程に進学し、所属する臨床医学分野で臨床研究を実施する。

（３）課題研究の例

複数の血液凝固製剤の間で効果・安全性を比較するための二重盲験ランダム化比較試験のプロトコール

（４）履修科目

科目区分	授業科目	単位数
		必修	選択
共通科目	疫学研究デザイン入門	1
	行動医学入門	1
	医療倫理学Ⅰ	1
専門科目	医療管理学	1
	環境医学	1
	医学統計学入門	2
	臨床研究概論	1
	医学データ解析入門	2
	臨床研究プロトコール講義	1
	臨床研究プロトコール演習	2
	ＥＢＭ演習		2
	薬事・規制科学		1
実習・特別研究科目	臨床研究実習Ⅱ	10
	課題研究	5
計		31

（５）履修内容の説明

医学部医学科・歯学部歯学科を卒業して臨床研修を修了した医師・歯科医師の履修例である。全コースの必修６科目（疫学研究デザイン入門、行動医学入門、医療倫理学Ⅰ、医療管理学、環境医学、医学統計学入門）により公衆衛生の素養を学習する。さらに、臨床研究概論、医学データ解析入門、臨床研究プロトコール講義、臨床研究プロトコール演習が必修である。また、ＥＢＭ演習と薬事・規制科学を選択履修する。さらに臨床研究実習Ⅱとして、大学病院臨床研究推進センター及び大学病院内の臨床科において臨床研究の実務を実習する。そのうえで、本専攻で所属する分野の専任教員の指導のもとで臨床研究のプロトコールを作成し、もって課題研究とする。在学中から、本専攻修了後に進学を志望する博士課程の臨床分野教員とも連携する。